- 合宿免許の選び方
- 合宿免許のメリットについて
- 合宿免許のデメリットについて
- 合宿免許のスケジュール
- 免許に関して
合宿免許でMT免許は取れる?AT限定免許との違いは?
運転免許には、ATとMTがあります。「名前は見たことがあるけれどどう違うの?」「どちらの免…
- #お金
- #プラン
- #免許について
COLUMN
合宿免許というと、学生が長期休みを利用して、ワイワイ参加するというイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし、社会に出てから急遽免許が必要になり、合宿免許に参加する必要性が生まれるケースもあるでしょう。
今回の記事では、「社会人の合宿免許」について解説していきます。
社会人の免許取得の理由と、社会人が合宿免許に参加する上でのメリット、デメリットを解説していきます。
【社会人の免許取得理由】
・就活時に自動車免許保持(場合によってはMT指定)が募集要件に含まれていた。
・就職後、急に会社から免許取得を指示された。または社用車の運転が必要になった。
・現在持っている免許とは、違う種類の免許(例:大型免許等)が必要になった。
・地方に異働、転勤することになり、車が無いと不便な環境で生活することになった。
【社会人の合宿免許参加のメリット】
合宿免許は、約2種間で修了可能である短期集中型のカリキュラムであるため、突発的に免許が必要になった場合でも、必要な時期までに免許を取得することができる可能性が高いです。
通学で教習を受ける場合は、忙しい合間を縫って時間を作り、自分で教習の予約をしなければなりません。その上、教習を受ける時期によっては、受けたいタイミングで必ずしも予約が取れるわけではなく、キャンセル待ちをしなくてはならない場合もあります。
このような状態が続くと、免許取得までの期間が予想以上に長期化してしまい、モチベーションが低下してしまったり、運転に関する知識、経験が定着せず忘れてしまったりする危険性があるのです。
また、特定の種類の免許が必要な場合は、合宿免許では取り扱っていても、自宅近くの教習所では対応していない場合があります。
【合宿免許のデメリット】
一方、合宿免許のデメリットは、「まとまった休暇が必要であること」。
会社の支援によって、合宿免許に参加可能なだけの休暇がもらえたとしても、もし教習や検定につまずいてしまい、延泊になってしまったら、追加でかかる費用が自己負担になってしまったり、会社の同僚に迷惑をかけてしまったりする可能性があります。注意が必要です。
また、合宿免許では、短期集中で免許取得を目指しているため、事前に、密な教習スケジュールが組まれています。そのため、もし合宿免許参加中に、急な仕事や、すぐに取り掛かるべき案件が発生してしまった場合でも、一時帰宅が出来ない可能性が高いのです。
仮に、一時帰宅することができたとしても、それにより延泊になってしまう恐れがあります。この点もデメリットです。
以下、社会人の合宿免許参加にあたり、おすすめの参加時期やプラン、押さえておいたほうが良いポイントをご紹介します。
【おすすめの参加時期】
春休みや夏休みなどの、学生の長期休みの期間には、合宿免許は多くの学生の参加者で混みあうことになります。1~3月、7~9月に参加することは避けた方が無難でしょう。
また3月~4月は、一般的な仕事においては、年度末から新年度にかかる時期。たいていの社会人はこの時期に忙しくなります。この時期以外にも、自分の職場において、特定の繁忙期があるのであれば、それらの時期はできるだけ避けた方が良いでしょう。
忙しい仕事と合宿免許が重なってしまうと、自分が辛くなってしまうだけでなく、会社の同僚にも迷惑がかかってしまうかもしれません。
逆に、社会人におすすめの時期はいつかと言うと、10月から11月です。この時期は、合宿免許への参加人数が比較的少ないからです。
また、ゴールデンウィークは、学生、社会人問わず、あまり合宿免許には参加しない穴場の時期です。観光もかねて合宿免許に参加するのもありかもしれません。
【おすすめのプラン】
宿泊プランはホテルのシングルルームをおすすめします。プライバシーが確保される上に、自由時間に他の参加者がお酒を呑んで盛り上がっていたとしても、影響を受けずに仕事をすることが可能です。
加えて、WiFiを完備している場合が多いため、ネットを使用した仕事も可能となります。
【おすすめの保証】
延泊等の場合でも追加料金が発生しない「卒業まで完全保証」してくれるプランがおすすめですが、年齢制限がある可能性があるため、事前に教習所に確認しましょう。
【おすすめの参加エリア】
合宿免許では基本的に一時帰宅は認められていませんが、事情によっては認められる場合もあります。
合宿免許は自宅があるエリアでの参加を原則認めていませんが、緊急事態に備えて、自宅から比較的近いところ、かつ駅からのアクセスが良いところを選択するのがおすすめです。
合宿免許を卒業したからと言って、免許を取得できるわけではありません。
免許を手に入れるためには、運転免許試験場での学科試験、適性検査をパスする必要があります。
運転免許試験場での学科試験、適性検査は、基本的に平日に開催されるところが多いです。
この事実を踏まえて、合宿免許参加のスケジュールを調整しておきましょう。
また、運転免許試験場での学科試験は、各都道府県が独自で問題を作成しています。そのため、合宿免許参加時とは、違う特徴がある問題が出題される可能性があるのです。その地域の出題傾向に合わせた試験対策が必要となります。
社会人が免許を取得する理由の一つが、「今持っている免許とは、違う種類の免許が必要になった」というケースです。
学生のうちに普通自動車免許はを取得しておいた、という人は少なくないかもしれませんが、運転免許には職業に直結しているもの、特定の職業に就くために求められるものがあります。
以下、詳しく解説していきます。
まず、主な自動車の種類について、解説していきます。
・普通自動車:一般家庭で見られる最もポピュラーな車。、ミニバンや軽自動車も含まれます。乗る事のできる定員は10人までで、車両の総重量は3.5トン未満、荷物等の最大積載量は2トン未満に定められています。
・準中型自動車:近年の法改正により新たに生まれた、普通自動車と中型自動車の間に位置する分類です。
乗る事のできる定員は、普通自動車と同じ10人となっています。
・中型自動車:4トントラックやマイクロバスがこれに属します。
・大型自動車:乗車定員が30人以上の大型バスやダンプカー、タンクローリーのような車両のことです。
・小型特殊自動車:トラクターやコンバインのような農業用の車両や、卸売市場のターレなどがこれに属します。
・大型特殊自動車:フォークリフトやショベルローダー、ロータリー除雪車など、建設作業や除雪作業に使われる特殊な形状の車両がこれに属します。
現在、日本国には、全部で14種類もの免許証が存在しており、その内訳は、第1種運転免許、第2種運転免許、仮運転免許の3つに分類されます。
以下、詳しく解説していきます。
第一種:自動車を運転するためには、必要不可欠な免許です。旅客を乗せて運転することは出来ません。
第二種:タクシーやバスなどの、旅客運送を目的とした運転に必要な免許です。
第一種免許と第二種免許の違いは、試験にも反映されています。技能試験の合格点については、第二種免許の方が難易度が高く設定されており、学科試験においても、第二種免許には、バス、タクシー、ハイヤーなどの旅客自動車に関する問題も追加されているのです。
以下、各免許と運転可能な車について解説していきます。
・普通免許
軽自動車を含む、普通自動車の運転が可能です。普通自動車とは、一般家庭で利用されるスタンダードな乗用車のことを指します。マニュアルとオートマ限定があり、小型特殊自動車と原付を運転することも可能です。
・準中型免許
近年の道路交通法改正により、新たに誕生した運転免許となります。中型免許は違い、初めて免許を取る人でも取得可能です。
中型免許を取得するためには、普通免許の取得後2年の経過が必要条件でしたが、準中型免許では、そのような制約はなく、初心者でもトラックを運転することができるようになりました。
この免許で、普通自動車、小型貨物自動車、小型特殊自動車、原付を運転できます。
・中型免許
4t トラック、マイクロバスの運転に必要な免許です。この免許を所有していることで、他に準中型自動車、普通自動車、小型特殊自動車、原付が運転可能です。
・大型免許
大型のバス、ダンプカー、タンクローリーなどが運転可能になる免許です。
大型免許を持っていると、中型自動車、準中型自動車、普通自動車、小型特殊自動車、原付の運転も可能です。
・小型特殊免許
農耕トラクター、コンバイン、ターレットトラックなどの特殊な構造をした小型の特殊自動車の運転が可能です。
・大型特殊免許
大型特殊免許を所有していると、大型のフォークリフトや、ロータリー除雪車など、特殊な大型自動車を公道で運転することが可能です。大型特殊免許で、ほかに小型特殊自動車や原付も運転できます。
・大型二輪免許
400cc以上の二輪車を運転することができます。総排気量の上限は無いものの、AT限定免許の場合は、650cc以下までの二輪車のみ運転可能です。
・普通二輪免許
125cc以上、400cc以下の排気量を持つ二輪車を運転することができます。免許取得から1年以上が経過後、一般道で2人乗りすることが可能です。
・けん引免許
重量が750㎏以上の大型自動車、中型自動車、普通自動車、大型特殊自動車をけん引する場合にこの免許が必要になります。
街中で見かけることが多い、コンビニなどの配送車両は、「2tトラック」の場合が多いです。準中型免許、中型免許、大型免許のいずれかを所有していれば運転可能となります。
長距離輸送などで使われる車両は「4t トラック」の場合が多いです。中型免許、大型免許、いずれかの所有が必要です。
また、タクシー運転手になるためには、普通自動車二種免許が必要となり、バス運転手になるためには、大型自動車二種免許が必要となります。
教育訓練給付金制度とは、働く人が、さらに技能を向上させたいという思いから、新たに国家資格などを取得したいと考える人のための支援制度です。再就職を支援し、国民の雇用状態を安定させるためという意味合いもあります。
条件を満たせば、教習にかかる費用が最大20%も支給されることになる、「雇用保険による給付制度」です。
支援を受けるためには、定められた条件を満たした人が、厚生労働省指定の講座を受講し、修了する必要があります。
この制度の利用を検討している人は、各教習所に問い合わせてみてください。
ここからは、社会人におすすめの、合宿免許を取り扱っている教習所をご紹介します。
・新潟中央自動車学校(新潟県)
新潟駅前という、利便性の良い場所にあり、ホテルタイプの宿泊施設を利用できるので、プライバシーが守られます。女性におすすめかもしれません。空き時間に仕事に集中することもできるでしょう。
・那須自動車学校(栃木県)
首都圏からのアクセスが良好です。しかも年齢制限がありません。(50歳以上は要問合せ)
・須賀川ドライビングスクール(福島県)
様々な特殊車両の免許取得に対応しています。仕事をする上で急遽、特殊車両の運転が
必要になった社会人の方におすすめです。
・徳島わきまち自動車学校(徳島県)
64歳までの人が入校可能です。
合宿免許をおすすめできるのは学生だけではありません。むしろ短期間で免許が取れる分、忙しい社会人にもおすすめです。
まとまった休みを取得する必要はありますが、都合をつけられそうな人は、ぜひ合宿免許への参加を検討してみてください。
平日 9:30~19:00 土日祝 10:00~18:00
0120-727-047