- 合宿免許の選び方
- 合宿免許のメリットについて
- 合宿免許のデメリットについて
- 合宿免許のスケジュール
- 実技と試験
合宿免許の最短合格率はどのくらい?延泊になることもあるの?
合宿免許での教習は、通常の通うタイプの教習と比べ、短期間で効率的に教習を受けることができま…
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COLUMN
運転免許を取得するためには、ほとんどの人は教習所を利用する事になります。
教習所の利用方法は、主に2通り。
自宅から近い教習所に通い、事前予約しておいた教習を受ける方法。
もう一つが、全国に多数ある、自宅から距離のある教習所において、合宿免許に参加する方法。
今回の記事では、教習所を利用する際にかかる費用や時間などについて、通学と合宿免許、それぞれの違いや、メリット、デメリットについて解説していきます。
自分に合った免許の取り方を考える参考にしてみてください。
教習所で必要な時限数は公安委員会によって基準が定められています。
よって、教習所への通い方は合宿や通学など、選択可能ですが、受講しなければならない時限数は、どちらを選択して同じです。
ただ、免許の種類がATかMTかによって、時限数は異なります。注意が必要です。
以下、教習の時限数を学科、実技と分けて示していきます。
<MT車の教習時限数>
【学科教習】(合計26時限)
・第1段階…10時限 ・第2段階…16時限
【技能教習】(合計34時限以上) ・第1段階…15時限以上 ・第2段階…19時限以上
<AT車の教習時限数>
【学科教習】(合計26時限) ・第1段階…10時限 ・第2段階…16時限
【技能教習】(合計31時限以上) ・第1段階…12時限以上 ・第2段階…19時限以上
「時限数が同じであるならば、合宿と通学の違いはどういったものなのだろうか」と気になる方もいるでしょう。
ここからは、合宿免許と通学の違いについて、そのタイプ別に具体的に解説していきます。
【合宿】
合宿免許の場合の卒業までの期間については、大体2週間~3週間。
MT免許は教習の時限数が少し増えます。そのため、AT免許に比べて2~3日長くなる傾向があります。
あらかじめスケジュールが決められており、自分で予約する必要はありません。自動的に卒業までに必要な授業を受講することができます。
【通学】
通学の場合、免許取得までに、おおむね2ヶ月、または3ヶ月程度の期間が必要になります。
基本的に予約制です。予約がいっぱいの場合は、キャンセル待ちになる可能性もあります。もし空きが出なかった場合、別の自分の都合の良い日をもう一度予約し、再度通学する必要があります。
通学期間には上限があるのが一般的です。
第一回目の学科教習を受けた日から9ヶ月以内に全ての教習を終える必要があります。
また、仮免許技能検定の有効期限は3ヶ月、仮免許自体の有効期限は6ヶ月と決まっているため、それぞれの期間内に次のステップに進まなければ、免許を取得することはできません。
【合宿】
普通免許の場合、220,000円~300,000円程度です。
MT免許での申し込みの場合、AT限定の教習を受ける必要があり、その費用に15,000~20,000円ほど上乗せされるのが一般的となっています。
合宿の場合は、教習プランや、施設のグレード、利用時期によって値段が大きく異なるのが特徴です。
「費用は高くつくが、せっかく地方に行くから観光地を巡るツアー付きのプランを選ぶ」「とにかく安く免許を取得したいから、食事なしのプランを選ぶ」というように、予算や希望に合わせて選ぶことができます。
また、早割やグループ割、団体割引プランなど、他社との差別化を図るために教習所はたくさんの割引プランを打ち出しています。しっかりリサーチすることで、お得に楽しく合宿免許に参加することができるでしょう。
さらに合宿免許には、食費、宿泊費、交通費が含まれているプランが多く取り扱われています。これらの点をふまえると通学と比べて、かなりお得といえるでしょう。
【通学】
合宿免許よりも30,000円~100,000円ほど高く、280,000円~330,000円程度で、ATで約24万円、MTで約30万円が相場です。
通学の場合、学業や仕事など、自分の日々のタスクの合間に教習の予約を入れることができるので、自由度は高いと言えるでしょう。
しかし、教習がうまくいかず、再受講になってしまった場合は、その都度追加料金がかかってしまうため、出費がかさんでしまう危険性があります。
また、注意すべきは、交通費もかかってしまうということです。
自宅からあまりにも離れた場所の教習所に通ってしまうと、思わぬ出費がかかってしまうかもしれません。
貴重な時間とお金を無駄にしないために、集中して教習に臨む必要があります。授業の間が開くと、せっかく身につけた知識や技術を忘れてしまい、モチベーションが低下してしまうかもしれません。
【合宿】
再受講になってしまった際は、追加教習にかかる費用は教習所が保証してくれる場合が多いです。保証がない代わりに、リーズナブルに入校できるプランを設けている場合もあります。
以前免許を持っていた人は、保証無しのプランを選択することで、比較的安価で免許を取得することができるでしょう。
【通学】
卒業できるまで、再受講の追加料金無しのプランを用意してくれている教習所もあります。そのプランを利用する場合は申し込み時に追加料金の支払いが必要です。
しかし、再受講の際は、追加で料金はかかると思っておいた方が良いでしょう。なるべく追加料金がかからないよう、1時限ずつ、教習に集中して臨むことが大事です。
教習費用以外にかかる、自宅から教習所までの交通費について解説します。
【合宿】
合宿免許の場合、参加者の多いエリアにある大きな駅からかかる交通費は、支給される場合が多いです。ただし、上限はあります。
レジャー目的の要素が強く、かなりの遠方からの参加者でなければ、交通費を抑えることは可能です。
交通費が支給される分、観光のためにお金をとっておけるというのも、合宿免許を選択するメリットの1つでしょう。
【通学】
通いの場合、交通費は支給されない場合がほとんどです。
家からかなりの距離があり、電車などの有料交通機関を利用して通学する場合でも、その電車代などは支給されない場合が多いでしょう。
ただし、送迎バスを用意してくれている教習所もあります。そういった送迎サービスや、自宅や学校からの距離、交通費の額もふまえた上で、慎重に教習所を選びましょう。
・アルバイト
【合宿】
合宿免許に参加する場合、自宅から遠く離れてしまう上に、短期間にまとまった教習スケジュールをこなさなければなりません。基本的にアルバイトをしている暇は無くなります。
合宿免許参加前まで地元で続けていたアルバイトは、ある程度まとまった期間の休暇をとる必要があります。
「アルバイト先に迷惑はかけたくない」と思う人もいるかもしれませんが、免許取得という理由であるならば、アルバイト先の同僚も快く送り出してくれるでしょう。
【通学】
たいていの場合、自宅から近い教習所に通学することになります。
そのため比較的時間が自由に使えるので、アルバイトと平行して教習を受けることは可能です。しかし、教習所には通学できる期間に限りがあるため、アルバイトと教習のバランスを鑑みて、うまくスケジューリングする必要があるでしょう。
・レジャー
【合宿】
合宿免許は、基本的に「自分の住民票があるエリア以外にある教習所」で参加することになります。
合宿中にはある程度の空き時間が生まれるため、近隣の観光スポットを巡ることも可能です。
【通学】
通学の場合は自分のペースで教習のスケジュールを立てることができます。うまくスケジュールを調節すれば、教習所に通いながらも、遠方への旅行など、まとまった期間のレジャーを楽しむことができるでしょう。
・出会い
【合宿】
合宿免許の場合「免許取得」という目的を掲げ、全国から参加者が集まります。
同じ入校日なら教習のスケジュールも一緒、宿泊施設も一緒。
そのため話す機会が多く、違う地域に住む初対面の人と親睦を深めることができます。卒業後も繋がることのできる友人や、恋人ができるかもしれませんよ。
【通学】
たいていの人は自宅に近い教習所を選ぶため、タイミングが合えば地元の知り合いと再会ができる事はあります。それをきっかけにして懐かしい仲間との交流が復活することもあるようです。
合宿免許に参加する上でのメリットは、第一に、免許取得までの期間が短くて済むことでしょう。基本的に2週間程度しかかかりません。
泊まり込みのため、効率良く、集中して教習を受けることができるのです。
卒業までのスケジュールは入学時に自動的に組まれる場合が多く、通学の時のように予約を自ら取る手間も省けます。
費用も通学よりも安く済む場合がほとんどです。
多くの場合、再受講になってしまった教習や、再試験の追加料金もかかりません。
また、合宿免許を仲の良い友人グループで申し込めば、教習期間は非常に楽しいものになります。見方を変えれば、友人との2週間の長期旅行とも言えるでしょう。
さらに、新たな出会いがあるのも合宿免許の大きな魅力です。自分とは違った環境で過ごしてきた人の話は大きな刺激になるでしょう。
このような仲間と共通の目的に向かって切磋琢磨することで、免許取得へのモチベーションもアップするはずです。
一方、合宿免許参加のデメリットを挙げるとするならば、まとまった休みが必要になる、という点です。
最低でも2週間は、免許取得に関すること以外の事にはあまり集中できない期間が続いてしまいます。社会人は仕事を長期間休むことは難しいかもしれません。学生の場合でも、サークル活動、学業、アルバイトなどで忙しい方にとっては2週間休むことは難しいこともあるでしょう。
また、短期集中で覚えるが故に、卒業後に運転についての知識や技術を忘れやすい、という点もデメリットです。免許を取得したとしても、車を所有していない場合、長期間車を運転しなくなってしまう可能性があり、より一層忘れてしまうかもしれません。
しかし、この点は通学の場合でも同様です。一旦忘れてしまっても、車を買ってから少し運転の練習をするなどして対応すれば、すぐに思い出すことができるしょう。
通学で免許を取得する場合のメリットは、自分のペースで通うことができる、という点が挙げられます。学校やアルバイト、サークル活動などで多忙な学生、まとまった休暇をとりづらい仕事をしている社会人、毎日家事をしなければいけない主婦などにはおすすめの方法かもしれません。
また、通学で免許を取る際には、合宿ほど密なプランではありませんが、短期プランというものも選べます。教習所によってその内容はさまざまですが、スケジュールは教習所が組んでくれるため、自分で予約をとるというストレスは生まれません。
通常の普通自動車AT免許ならば、一日も自宅を開けることなく、16日程度で取得できます。
自分の生活圏内でのタスクを日々抱えているような人には、おすすめの方法かもしれません。
通いで免許を取る上でのデメリットは、予約が取りにくくなる可能性があることです。特に、学生が長期の休みになる2月や3月、8月などは教習所の繁忙期。こうした時期には、次回の教習の予約がなかなか取れない場合があります。
また、通学では自分の都合に合わせてスケジュールを組めますが、予約を詰めすぎると学校や家事などとのバランスが取れなくなり、心身ともに疲弊してしまう危険性もあるでしょう。
さらに、自由が効く分、モチベーションの維持が難しい、という点もデメリットです。
教習に行かなくても、誰も自分を責めることはなく、損をするのは自分だけ。
合宿免許であるならば教習所側が事前にスケジュールを決めてくれているので、自動的に教習が進んで行きます。ストレスもあるかもしれませんが、同じ目標を持つ仲間の存在もプラスに働いて、モチベーションは上がりやすいはずです。
合宿免許は、基本的に見知らぬ土地で参加する場合が多いです。見知らぬ土地で2週間も過ごすということに対しては、男女問わず危険が伴います。
女性の場合は、見知らぬ男性に声をかけられて、危ない思いをする危険があるかもしれません。対策としては、女性専用プランに参加し、かつセキュリティ面が万全な宿舎がある教習所を選択することです。
男性の場合も、地元の人しか知らないローカルルールがある場合などに、その地域の繊細な部分にいつのまにか踏み込んでしまうことで、危険な目に合ってしまう可能性もあります。特に田舎の夜道などは街灯がなく暗い場合が多いです。
男女問わず、あまり遅い時間は出歩かない方が安全でしょう。
6.合宿免許か通学か?迷った場合のポイント
合宿免許と通学、それぞれにメリットはあります。
どちらにしようか迷ってしまうかもしれませんが、まとまった休みを取得できる、時間に余裕のある人には、合宿免許をおすすめします。
合宿免許の方が短期間で、料金が安い上に、集中して車の運転や交通ルールについて学ぶことができるため、そのため知識や技術が定着しやすく、免許取得のための各試験を通過しやすいからです。
通学の場合だと、基本的に費用が高い上に、自分で教習の予約をとらなければならない手間や、思い通りに教習をスケジューリングできないリスクがあり、知識や技術が定着しにくいです。
そのため、結果的に教習が長引くことになり、追加で時間と費用がかかってしまう危険性があります。
上述のように、合宿免許と通学、それぞれにメリット、デメリットはあります。しかし、やはり取得までの費用や期間など、総合的に考えると、合宿免許がおすすめです。
また、合宿免許の方が、新たな人との出会いや、その土地でしかできない経験など、免許以外に手にできるメリットが大きいです。
もちろん、これらの事を求めていない人もいるでしょう。
とはいえ、もし選択に迷うのであれば、合宿免許を選択しておいて損はないはずです。
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