「自炊プラン」についてよくある質問
調理設備や器具はそろっていますか?
自炊プランでは、「鍋やフライパンまで持っていく必要があるの?」と不安に思うかもしれませんが、その心配はありません。
基本的に、「自炊プラン」がある宿舎には、冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・コンロといった家電に加え、調理器具や食器類も一通り完備されています。マンションタイプであれば各部屋に、寮タイプであれば共同キッチンに用意されており、わざわざ重い調理器具を自宅から持参する必要はほとんどありません。
ただし、調味料や食器用洗剤といった消耗品については、自分で用意するか現地で購入する必要があるケースが多いため、事前に教習所の案内(持ち物リスト)を確認しておくと安心です。
自炊プランで外食はできますか?
「自炊プラン」という名前ですが、毎日必ず手料理を作らなければならないという決まりはありません。
このプランはあくまで「教習所からの食事提供がない」という形式ですので、近隣の飲食店での外食や、コンビニ・スーパーでお弁当やお惣菜を買って食べることも自由です。教習で疲れている日は無理をして料理をせずお弁当で済ませたり、休日は友人と地元の有名店へランチに出かけたりと、その日の体調や気分に合わせて、柔軟に食事のスタイルを選べるのが大きなメリットと言えます。
ただし、宿舎によっては門限が設定されている場合があるため、夕食を外でとる際は時間を確認し、余裕を持って宿舎に戻れるようにしましょう。
朝・昼・晩、特定の食事だけ自炊にすることはできますか?
教習所によっては、「食事付き」でもすべてを自炊にするのではなく、一部の食事だけが付いているプランを選ぶことも可能です。
特によくあるのが「昼食のみ教習所が用意してくれる」というタイプで、朝と夜は自分で用意し、日中はお弁当などが支給されるケースが多く見られます。この形式なら、朝早く起きてお昼のお弁当を作る手間が省けるため、「完全自炊よりも負担が少なく、案外楽だった」と感じる卒業生も多いようです。
教習所によっては、逆に「朝・夕食付きで昼食のみ自己負担」というプランもあるので、自炊の手間と節約したい費用のバランスを考えながら、ご自身に合った組み合わせを探してみるのがおすすめです。
途中から食事付きに変更することはできますか?
合宿期間の途中で「やっぱり自炊が大変だから食事付きに変えたい」と思っても、基本的にはプランの変更はできないと考えておいた方がよいでしょう。
多くの教習所では、自炊プランと食事付きプランで利用する宿泊施設自体が異なっていたり、事前の手続きで料金プランが確定していたりするため、急な変更には対応できないのが実情です。
後悔しないためにも、ご自身の体力や料理経験を考慮し、申し込みの段階で無理のないプランを選ぶようにしてください。
「自炊プラン」を選ぶ場合の注意点
費用面や自由度の高さで魅力的な「自炊プラン」ですが、実際に自炊生活をしてみると「思っていたより大変だった」と感じる場面も少なからずあります。
メリットだけでなく、「どのような点が負担になり得るのか」を事前に理解しておくことが大切です。ここでは、申し込み前に知っておきたい注意点をいくつかご紹介します。
疲れていても自分で食事を用意する必要がある
慣れない車の運転や学科の勉強が続く合宿生活は、常に集中力が求められ、想像以上にエネルギーを消費するものです。「食事付きプラン」であれば食堂に行くだけで食事が提供されますが、「自炊プラン」ではどんなに疲れていても、食材の買い出しから調理、食後の洗い物まで自分で行う必要があります。
毎食手作りにこだわると負担が大きくなってしまうため、時には市販のお弁当や外食をうまく活用して、無理なく過ごせるよう工夫することが大切です。
周辺環境(スーパー・コンビニ)や調理設備
「自炊プラン」を快適に過ごせるかどうかは、宿舎の立地や設備に大きく左右されます。
例えば、徒歩圏内にスーパーやコンビニがない場合、教習で疲れた後に遠くまで買い出しに行かなければならず、日々の生活が予想以上に大変になってしまうこともあります。また、キッチンが自室にあるのか、それとも共用スペースにあるのかによっても生活のリズムが変わってくるため、プライバシーや自分のペースを重視する方は、この点についても事前の確認が欠かせません。
申し込みを確定させる前に、宿舎周辺の買い物スポットまでの距離や、実際にどのような調理設備が使えるのかをしっかりリサーチしておくことをおすすめします。もしサイトの情報だけで分からない場合には、遠慮せずに窓口までお問い合わせください。
結果的に「食事付き」よりも高くつく場合もある
費用を抑えるために「自炊プラン」を選んだはずが、結果的に外食やコンビニ弁当ばかりに頼ってしまい、かえって出費がかさんでしまったという失敗談も少なくありません。
「節約」を目的にこのプランを選ぶのであれば、あらかじめ食事に使える予算を決めておくなど、計画的に食費を管理する意識を持つことが大切です。